奄美群島サンゴ礁シンポジウムが開催されました。
「知ろう 守ろう 奄美のサンゴ」をテーマに、奄美群島サンゴ礁シンポジウムが、奄美群島サンゴ礁保全対策協議会主催により開催され、島内外から70名を超える参加者が集まりました。
九州大学大学院理学府付属天草臨海研究所の野島哲教授による基調講演では、1998年に奄美群島でも見られた大規模なサンゴの白化現象から現在に至る奄美の海の現状について、そして失われたサンゴ礁の再生に向けての取り組みについてお話しいただきました。
また、奄美群島におけるサンゴ礁保全に向けた取り組みについての報告を、
奄美大島からティダ企画代表の興克樹氏、徳之島から工房海彩代表の池村茂氏、そして与論島からはプリシアリゾートダイビングマネージャーの高田茂氏により行われました。

パネルディスカッションでは、会場からも多くの質問がよせられ、その中で、「サンゴは昔から自然に当たり前にあるものだと思っていたが、今の現状からそうではないことを感じている。子どもを守り育てるように、サンゴを守り育てていくことが大切ではないか。」などの声が挙がりました。