与論島では、95%の部分日食
日本で46年ぶりに見える皆既日食、与論島はおよそ95%が欠けて見える部分日食が観察できました。
当日は、朝からどんよりとした雲に空がおおわれ、あいにくの天気でしたが、与論町の各小学校では夏休み中の子どもたちを集め、日食の観察会が行われました。
茶花小学校では、観察会のはじめに観察についてのオリエンテーションが行われ、日食がなぜ起こるのかということ、そして観察時の注意点についての話を聞いた後、校庭での日食観察がはじまりました。
子どもたちは、日食グラスを片手に、初めて見る日食に興味津々の様子。雲の隙間をぬって見える太陽を見上げ、だんだんと欠けていく太陽の形をスケッチしながら観察しました。
与論島での日食の最大となる10時55分ごろには、うすい雲の中から太陽が姿を現し校庭に集まった子どもたちが一斉に空を見上げました。少し涼しい風が吹き、あたりはまるで夕方のような雰囲気。薄暗くなった空の下、グラス越しに見る太陽は、まるで細い三日月のようでした。
今回の日食は、日本全国で観察ができるということでしたが、あいにくのお天気で観察ができなかった地域が多いようです。その中でも、これほどの日食が観察できた与論島はとても幸運でした。
小学校の日食の観察会に参加した子どもたちは、初めて見る日食にとても感動していたようです。とてもきれいで、次はぜひ皆既日食を見てみたいと話していました。
※写真は、MEDEOさん(写真店)からご提供いただきました。ありがとうございました。