東亜天文学会会誌「天界4月号」において、理事長中野主一氏やその知人が見つけた小惑星に会員限定で名前の募集がありました。この学会に所属する上野裕司さんは、「Yoron」という名前称でIAU(国際天文学連合)の規定に基き命名文を作成、英訳し応募しました。
応募された中から東亜天文学会で最終的に6つに絞りIAUに申請しました。そのうち3つが採用され、その中に上野さんが応募した「Yoron」も入り、最終的に「Yoron」とう名前が選ばれました。
IAU発表の命名文
「(5784) Yoron = 1991 CY Discovered 1991 Feb. 9 by A. Natori and T. Urata at Yakiimo. Yoron island is located in the north of Okinawa prefecture.
The name was suggested by Y. Ueno, who lives on this island (latitude +27o ) and succeeded in observing alpha Crucis (declination -63o ) from there in Mar. 2008 using the atmospheric refraction. 」
命名文には、与論島が沖縄県の北に在ること、Yoronの命名者が上野裕司さんであること、与論島で南十字星の一番下のα(アルファ)星の観測に大気の屈折による浮き上がりで成功したことが書かれています。
小惑星「Yoronn」命名者の上野裕司さんの紹介
上野写真館勤務
東亜天文学会会員
東京理科大学物理学科卒
★天体写真撮影★
月刊天文ガイド誌2008年7月号、月例写真コンテスト最優秀賞
2008年7月~10月、サザンクロスセンターにて天体写真展開催
せんだい宇宙館、国立天文台、他公共天文台と共同での新天体観測など
東亜天文学会及び友人(企業研究者)と共同での銀河の画像解析など